NHKの朝ドラ「どんど晴れ」が今朝最終回だった。このドラマの主題は主人公夏美の奮闘を通じて、真の「もてなし」「思いやり」とは何かということを追求するものだったので、いつも真剣に見ていた。このドラマには日本人が本来持ってる、相手を敬い、思いやる気持ち、笑顔で迎え入れる、そんな『もてなしの心』と家族の絆、「家族には何が必要なのか」「家族はどうあるべきか」を考えさせられるものがあった。日本人が忘れかけている大切なものをもう一度取り戻す必要があるのだと思う。ドラマは最後は「どんど晴れ(めでたしめでたし)」で終わったが、私達も是非そうなりたいものだ。
来るもの帰るが如し」「来るものにやすらぎを、去るものに幸せを」老舗旅館とセルフサービスのユースホステルではあまりに掛け離れているかも知れないが、旅人を「お帰りなさい」と迎えるユースホステルも『もてなしの心』には変わりない。旅人が我が家に帰ってきた様にくつろげる場を提供し、常に温かくお迎えすることが出来る様に努めたい。
高知県では「おもてなしマスターの養成講座」を開いて全課程を修了し、優れた接客マナーを身につけた者に「おもてなしマスター」の資格を与え、スタッフに「おもてなしマスターのいる宿泊施設には「おもてなしマスターのいる宿」の認証書を掲示するようにしている。
何を隠そう四万十川ユースホステルも私が「おもてなしマスター」の資格を持っているので、「おもてなしマスターのいる宿」なのだ。この名に恥じないようにと、あらためて気合いが入った。