2006年04月22日

食道癌闘病記録

2006年4月22日(土) 国立がんセンター東病院について(その2)

初診から外来まで

初診の日は事前に予約をとってなかった為朝7時過ぎから待っていた。 空港の様な広々としたロビーも8時前後になると再来の癌患者で一杯になり、受付開始の8時30分が近づくと、診察券の自動受付機の前に長い列ができる。あまりの癌患者の多さに圧倒された。 予約無しの初診は私だけだったが、受付の人はにこやかで親切だった。 すぐに対応してくれてDrの許可をとり、初診の受付を済ませると丁寧に案内してくれた。

外来の受付は内科と外科が一緒になっていて診察室が7つある。受付には常に看護師が2人いて受付の処理や検査室への案内など、ハキハキと手際よく笑顔で親切な応対だ。

診察室への患者の呼び入れはインターホンで医師が直接行う。  診察室では医師対患者と家族のみで、看護師は付かない。  カルテは電子カルテとなっていて、全部パソコンで管理されているから、診察室のデスクにはノートパソコンが1台あるだけ。 検査の予約や処方、次回の再診の予約まで医師がその場で行い、検査結果もパソコン上で患者の電子カルテに直接送られてくる。 診察券にID番号が登録されていて全て診察券のカードで受け付けするから管理や時間に無駄が無く、迅速でミスや行き違いのない様になっている。 

医師は検査結果を基に癌の進行度や治療方法、過去のデーターによる治療効果の予測、予後など率直に患者に伝える。  例えば・・・
「食道の鎖骨下頸胸境界部にかけて16cm位の悪性腫瘍が見られます。血管造影とCTで見る限りでは進行度はステージUかV・・・・リンパ節が腫れているのでVでしょう。 治療方法は手術+抗ガン剤か、放射線+抗ガン剤・・・・手術の場合 5年生存率は50%、放射線の場合は40〜50%で わずかに手術の方が確率が上になります。  胸部の食道癌は放射線治療が有効なケースが多いですが、頸部となると、治った例が過去ありません。 どうしますか?」
・・・・といった具合だ。
国立がんセンターと大きく看板が出ているだけに、治療は患者への告知が大前提。 あまりにも率直すぎて冷酷だと感じる患者もいるだろう。 でも真剣に病と向き合う為には、真実をしっかり受け止めなければならない。 外来で多数の新患が後を絶たない現状で、次から次へとこなしていく為には淡々と真実を伝えて患者が納得した上で支えていくしかないだろう。





posted by さっちゃん at 11:06| Comment(1) | TrackBack(0) | 手術後2ヶ月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
癌というと、当事者の気持ちを考えれば、治療も告知も後手後手の遠まわしになってしまうものですよね。これだけ先進医療が進んだ現代においても、癌に関しては前近代的な発想になりがちです。やはり癌=死に直結する病という認識がまだ根強い証しだと思います。
癌ももっとオープンにならなければ、治るものも治らなくなってしまうでしょうね・・。
確かに患者の気持ちを汲み取れば、なるべく伏せたいところでしょうが、自分の病気とその進行度合いをしっかり認識させることで、患者自身も前向きに治療に取り組めるし、適切な治療の選択が出来るんでしょうね。
これはやはり実際に経験しないとわからないでしょうが、もし自分が近い将来そうなったとき、さっちゃんのこの実体験が、判断の大きな要素になるはずだと思います。
私も間もなく癌年齢、いざという時の医者選びや治療選択の際には、率先して能動的に向き合える選択肢を取って行きたく思います。
Posted by YOSHITAKA at 2006年04月23日 19:02
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