朝5:30 とても寒く風の強い朝、粉雪が舞っている中、
家族(父、母、まあちゃん、とっくん、私)で病院に向かう。
敏夫さんとは病院で待ち合わせ。
7:40 病院に到着。敏夫さんもそのあとすぐ、到着。
なぜかこちらは晴れていた。
姉は相変わらず、落ち着いていた。
今朝は4:00に食べている夢を見て、お腹がすいて目覚めたらしい。
不安と悪夢でないところに、さすがだと思ってしまう。
でも今まで、誰と会っても笑顔で気丈だった姉がとっくんを見つけると、
嬉し泣き?子供には嘘をつけない?のか、涙を見せた。
8:30 部屋を出る。身体測定、そして麻酔をうちに、姉は別室へ。
担当医の大幸先生が私たちの前を通りかかった。
とっくんが先生を呼びとめて
「さっちゃんの、のどに穴が開かない様にお願いします。」
と頭を下けた。いつもは真顔で凛々しい大幸先生の表情が優しく
「はい、わかりました。」
と笑顔で答えてくれた。いつもよりも増して今日は、すごく頼もしく感じた。
「この先生ならきっと大丈夫だ!」と心に光がさした。
家族全員で深々とまた頭を下げ、お願いをした。
8:55 いよいよ手術室へいざ出陣!
半分麻酔が効いてもうろうとしている様子のさっちゃんなのに
「頑張れ!」と声かけると、ほほえみながらピースサインで、
手術室に入っていった。
「絶対 大丈夫!」力強く父も母も姉にパワーを送る様に、
自分たちに言い聞かせる様に何度も何度も言っていた。
敏夫さんへもいつもと変わらない様子の奧底に
緊張の様子が痛いほど見え隠れしている。
16:00 開始から7時間 手術終了!
大幸先生に呼ばれ、説明が始まる。みんな緊張の瞬間。
「食道、リンパ節の転移もすべて取りました。
のどは残っています。大丈夫ですよ。
あとは臨床へまわして、他に転移の有無を調べます。
結果が出てくるまでに1ヶ月かかります。」
そうか、まだ転移や再発の恐れも残っていたのか・・・?
何がどうあれ、第一難関突破!!
第二、第三・・・第十まであろうが、きっと突破し続けられるだろう。
強運の持ち主であり、心強い応援をしてくれるみんなのパワーを頂いている。
さっちゃんだから!!
16:30 半覚醒状態のさっちゃんと対面
「さっちゃん」と声かけると、うなづく。
目は時々開くが、やはり相当、痛い様子、
明日になれば、痛みも和らぐらしい。
たくさんの応援ありがとうございます。